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(2019/3/15 05:00)
日刊工業新聞社が主催する「第48回日本産業技術大賞」の受賞4件が決まり、田辺三菱製薬、三井製糖、藤多哲朗・京都大学名誉教授による「多発性硬化症治療薬フィンゴリモド塩酸塩」が最高位の内閣総理大臣賞に選ばれた。
同賞は日本の産業社会の発展に貢献した技術成果を毎年選定し、開発・実用化した企業やグループを表彰している。今回も主要産業団体、学会などを通じて推薦された技術成果の中から、学識経験者ら10人で構成する審査委員会(松本洋一郎委員長=東京理科大学学長)が厳正に審査し、受賞案件を決定した。
贈賞式は4月3日11時から、東京・大手町の経団連会館で行う。
内閣総理大臣賞
◇多発性硬化症治療薬フィンゴリモド塩酸塩(田辺三菱製薬、三井製糖、藤多哲朗・京都大学名誉教授)
文部科学大臣賞
◇HTV搭載小型回収カプセルの開発(宇宙航空研究開発機構ほか開発協力企業8社)
審査委員会特別賞
◇超高速砂型積層造形装置(産業技術総合研究所、シーメット、群栄化学工業、伊藤忠セラテック)
◇英国都市間路線向け高速鉄道車両(Class800シリーズ)の開発(日立製作所)
(2019/3/15 05:00)