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(2019/4/23 14:00)
【シドニー=時事】オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)は23日、太平洋戦争中に旧日本軍の魚雷攻撃で沈没した貨物船が77年ぶりに見つかったと発表した。
見つかったのは1942年6月4日に沈没したSSアイアン・クラウン。マンガン鉱を搭載して豪南東部ビクトリア州沖合のバス海峡を航行中、魚雷を撃ち込まれて沈んだ。乗組員43人のうち、38人が死亡した。
約100キロメートルの沖合で音波探知機と調査船を使って調べ、水深約700メートルの海底で長さ100メートルの船体を発見した。担当者は「沈没船はほぼ原形をとどめているようで、海底で垂直状態となっている」と説明した。
同機構の調査船は2017年にも、旧日本軍の攻撃で沈没した商船を74年ぶりに発見している。
(2019/4/23 14:00)