[ 自動車・輸送機 ]

【電子版】米ボーイング、737MAX警告灯不具合 17年に把握 対応先送り

(2019/6/10 14:00)

  • ボーイング「737MAX 8」のコックピット(3月15日、インドネシア・スカルノハッタ国際空港=ブルームバーグ)

  • ボーイング「737MAX」のAOA(迎え角)センサー(ボーイング提供)

【シアトル=ロイター時事】米下院運輸経済基盤委員会の幹部らは7日、米ボーイングが新型旅客機「737MAX」のコックピットの警告灯に不具合があることを2017年に把握しながら、修正を20年まで見送る決定をしていたと明らかにした。

 問題の警告灯は、気流に対する翼の角度(迎え角)を測る二つのセンサーが一致しない場合、パイロットに警告するもの。昨年10月と今年3月に相次いだ同型機の墜落事故では、誤った迎え角のデータが事故の原因になった可能性があるとみられている。

 デファジオ委員長(民主)らは記者会見で、ボーイングが17年11月、警告灯の不具合を修正するためのソフトウエア更新を20年まで先送りすることを決めたと説明。昨年10月にライオン航空機がインドネシアで墜落事故を起こし、ようやく予定を早めたと指摘した。

 ボーイングの広報担当者は電子メールで、社内の安全審査の結果、この警告灯がなくても航空機の安全性や運航に悪影響は出ないと判断したと述べた。

(2019/6/10 14:00)

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

↓もっと見る

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン