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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/6/10 14:00)
【シアトル=ロイター時事】米下院運輸経済基盤委員会の幹部らは7日、米ボーイングが新型旅客機「737MAX」のコックピットの警告灯に不具合があることを2017年に把握しながら、修正を20年まで見送る決定をしていたと明らかにした。
問題の警告灯は、気流に対する翼の角度(迎え角)を測る二つのセンサーが一致しない場合、パイロットに警告するもの。昨年10月と今年3月に相次いだ同型機の墜落事故では、誤った迎え角のデータが事故の原因になった可能性があるとみられている。
デファジオ委員長(民主)らは記者会見で、ボーイングが17年11月、警告灯の不具合を修正するためのソフトウエア更新を20年まで先送りすることを決めたと説明。昨年10月にライオン航空機がインドネシアで墜落事故を起こし、ようやく予定を早めたと指摘した。
ボーイングの広報担当者は電子メールで、社内の安全審査の結果、この警告灯がなくても航空機の安全性や運航に悪影響は出ないと判断したと述べた。
(2019/6/10 14:00)