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[ 医療・健康・食品 ]
(2019/6/18 05:00)
製薬大手の米ファイザーは米同業のアレイ・バイオファーマを106億ドル(約1兆1500億円)で買収する。アレイのがん治療新薬は、一部の患者に苦痛をもたらす化学療法の使用を限定、もしくは不要にする可能性があるとして有望視されている。
ファイザーは1株当たり現金48ドルでアレイを買収することで合意。これは14日に上場来最高値で引けたアレイ株価をさらに62%上回る。アレイのBRAF阻害剤「ビラフトビ」とMEK阻害剤「メクトビ」は進行した悪性黒色腫(メラノーマ)の治療として、米国での使用が認められている。
ファイザーの発表資料によると、同社はアレイが他社にライセンスを供与した治療薬について、使用に伴うロイヤルティーを受け取る。さらにアレイが開発している複数の治療薬に加え、将来的には大腸がんなど他のがん治療でビラフトビとメクトビが使用された場合の売り上げもファイザーが受け取ることになる。(ブルームバーグ)
(2019/6/18 05:00)