[ オピニオン ]
(2019/8/1 05:00)
日差しが強く、暑い日が続く。この時期から秋頃まで晴れた日でも手放せないのが、晴雨兼用の折り畳み傘だ。とにかく日焼けをしたくない一心なのだが、なんとなく傘を差してない時に比べて、涼しいような気がする。
環境省では、熱中症発症者の増加が見込まれる初夏から夏季を中心に、夏の熱ストレスを一人ひとりの工夫で低減できる暑さ対策として、暑さ指数(WBGT)の低減効果が比較的高い「日傘」の活用を進めている。利用者が少ない男性にも使ってほしいと日本百貨店協会などと連携したキャンペーンも展開する。
2018年度、同省と九都県市と連携して行ったイベントでのWBGTの測定では、日向に比べて約1度―3度CのWBGTの低減効果があったという。
さらに19年度は、人工気象室で15分間の歩行運動を2回、帽子のみをかぶった場合と、日射を99%以上カットする日傘を使った場合との比較を行った結果、汗の量が約17%減るということが分かった。
クールビズとはいえ、なかなか背広なしというのは心苦しい男性は多いと思う。この時期、ジャケット姿の男性を見ると気の毒になってしまう。「日傘男子」が増えてほしい。日傘を差すだけで、本当に違いますよ。
(2019/8/1 05:00)