[ ロボット ]
(2019/8/27 13:30)
【フォートワース=時事】ヤマトホールディングス(HD)と米ベル・ヘリコプターは26日、垂直に離着陸する貨物用の無人機の試験飛行を実施した。「空飛ぶトラック」として2025年までの実用化を目指す。人手不足の深刻化が見込まれる日本での展開を想定している。
ベル社が開発した無人機は、高さが約1.8メートル、幅が約2.7メートル、重量が約140キログラム。米南部テキサス州フォートワース近郊で実施した試験飛行では、垂直に離陸した無人機が上空50メートル程度まで上昇した後、周囲を旋回し、元の場所に着地した。
ヤマトHDの長尾裕社長は「物流の新しいビジネスモデルがスタートしていく画期的な日になる」と語った。ヤマトHDは、無人機に取り付ける輸送容器(最大積載量は約32キログラム)の開発を担う。
米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズなどは、タクシーのように呼び出して移動できる「空飛ぶ車」の構想を打ち出している。物流分野でも開発が本格化してきた。
(2019/8/27 13:30)