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(2019/11/18 05:00)
役立つ酸化亜鉛、広めたい
(総合1から続く)千葉大学工学部に進み、無機化学を専攻しました。合成の仕方を工夫することによって酸化亜鉛の特性を変える研究に取り組んでいました。酸化亜鉛と化粧品事業に関われるという2点から当社を志望し、入社を決めました。「酸化亜鉛が社会で役立っているところに加わりたい」との思いが強かったです。
入社後は希望商材の酸化亜鉛に関わってキャリアを積んでいます。最初は酸化亜鉛製品の改良や開発を担当しました。実験を通じて営業担当者に同行し、技術者に技術説明をすることもありました。その後品質管理システムの立ち上げを経て、営業職になりました。
新商品の売り込みにとどまらず、コンセプトに合う製品の提案や、技術面でのサポートも担います。製品の特性など技術寄りの話題にも答えられるようにしています。工場の操業計画は販売方針を基に立てます。計画通りに進まない時は調整の見直しが大変な半面、スムーズに進んだ時や相手に役立つ技術サポートができた際はうれしいです。
顧客、営業、製造、技術者と立場によって皆それぞれ思うことがあると思います。なぜそう言われたのか背景を考え、相手に分かりやすく伝えることを心がけています。今後も化粧品関係の事業に関わっていきたいです。
趣味は9歳から習い始めた英会話です。一時期から通うのをやめていましたが、社会人になって再開しました。年に数回は出張で米国に行くため、自分の言いたいことを伝えられるように英語力の向上に励んでいます。(文=高島里沙、写真=森住貴弘)
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◇住友大阪セメント 新材料事業部営業グループ ナノ材料営業チーム 主務 片山千明(かたやま・ちあき)さん
(2019/11/18 05:00)