新型コロナ／印刷廃材で飛沫感染防止 吉村が無償提供、シールド・防護服に活用

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  荷受け口設置の例

吉村（東京都品川区、橋本久美子社長、０３・３７８８・６１１１）は、グラビア印刷時に廃材となるフィルムを飛沫（ひまつ）感染防止用として無償提供を始めた。店舗やオフィス、医療現場などに余ったフィルムを提供。用途に応じて加工して新型コロナウイルス感染症対策用のシールドや防護服などに有効活用してもらう。

長さ約２０メートル×厚み０・０４ミリメートル以上×幅４６センチメートル以上の透明フィルムが１セット。無償提供の対象は店舗、事業所、医療関係で１セットのみ注文できる。

静岡県焼津市の同社グラビア印刷工場で印刷後に余ったフィルムを活用。社員のアイデアで必要とされる店舗や医療現場への無償提供をはじめ、すでに約６０セットを配布した。

吉村は食品包装資材を製造・販売する。グラビア印刷用のフィルムの原反は予備で余分に長さを取って購入し、残ったものは廃棄していた。同社は「無駄になっていたので困っている方に使ってもらいたい。社会貢献になれば」としている。問い合わせは同社ホームページの問い合わせフォームから。