(2020/6/10 05:00)
9.7ポイント減
帝国データバンクがまとめた2020年度設備投資に関する近畿企業の意識調査によると、投資計画がある企業は前年比9・7ポイント減の53・6%だった。17年4月開始の同調査で、初めての減少。新型コロナウイルス禍に伴う先行きの不透明感と手元資金減少が投資動向へ悪影響を及ぼしている。ただ投資内容では「情報化(IT化)関連」と「省力化・合理化」が前年比で増加し、環境変化への対応を強化する傾向が見られる。
設備投資計画がある企業を規模別でみると、大企業が62・4%、中小企業51・8%、小規模企業42・1%。大企業と小規模企業との差は20・3ポイントとなり規模による差が顕著に表れた。
投資内容(複数回答)は「設備の代替」が37・8%(前年比4・5ポイント減)、「既存設備の維持・補修」31・7%(同1・5ポイント減)、「情報化(IT化)関連」31・4%(同2・6ポイント増)、「省力化・合理化」31・3%(同1・3ポイント増)だった。
調査期間は4月16―30日、対象は近畿2府4県の3940社で有効回答企業数は1997社。
(2020/6/10 05:00)
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