先端材料技術展2020 ONLINE/注目の製品・サービス(6)

(2020/11/4 05:00)

【伊藤忠マシンテクノス/リサイクル用途で実用化】

伊藤忠マシンテクノス(東京都千代田区)は、ドイツのインパルステックが開発した高電圧電気パルスによる製品の材料分離装置(写真)を出展している。液体内に高電圧を照射することで圧力勾配が発生し、機械的強度の低い材料より分離されていく。スマートフォンや太陽光パネル、炭素繊維複合パネルのリサイクル用途に実用化されている。

【テックラボ/鉄系部品に比べ重さ5分の1】

テックラボ(東京都多摩市)はF1・モータースポーツで培った究極の軽量化技術を応用した軽量・高精度の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)機械部品(写真)を提案する。IoT対応型ロボットや空飛ぶクルマなど軽さを追求する用途に向く。重さは鉄系部品に比べ5分の1で、熱膨張性が低く熱変形がほぼない。複合材料設計技術(異方性設計)を生かし、用途に応じ剛性・強度・熱物性を最適化、高精度な部品供給を可能にした。

【中部科学技術センター/炭素繊維複合材の新技術紹介】

中部科学技術センターは東海・北陸地域の複合材料の研究開発拠点などによる組織「コンポジットハイウェイコンソーシアム」の共同ブースを出展している。29企業、3大学、1公設試験研究機関が、分野別に炭素繊維複合材の新技術・製品の開発事例を紹介している。同組織は2014年に発足。経済産業省の支援制度を活用した中小企業の技術開発や事業化の支援、海外企業とのマッチング、技術シーズの発信などを行っている。(随時掲載)

(2020/11/4 05:00)

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