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(2021/1/19 05:00)
20日に発売する日刊工業新聞社発行の月刊誌「工場管理」2月号は「今こそ知恵と工夫で現場力再構築を!からくり改善基礎講座」を特集する。からくり改善は重力や人の力、弾性などの動力と、てこやカム、滑車などの機構を組み合わせて搬送などのムダ排除、重筋作業や現場の困りごとを解決する。お金をかけずに知恵を出し合いながら、からくり装置を自作する過程では、人の成長を促し、現場力向上の効力が期待できる。ただ、からくり機構を用いて改善を実現すればよいか、技術的知識も必要になる。
特集では、動力や機構などのからくり改善のメカニズム、改善の進め方などの基礎知識を解説。からくり改善を推進している4社の事例を紹介する。豊田合成は、トヨタ生産方式を補完する手段として全社を挙げてからくり改善に取り組む。社内イントラネットに過去の改善事例を公開し、情報共有にも力を注ぐ。パナソニックアプライアンス社は2013年に「からくり分科会」を立ち上げた。勉強会や他社の見学、展示会への参加など活動を展開。これを機に工場間の交流も増えたという。
(2021/1/19 05:00)