(2021/4/9 05:00)
日刊工業新聞社は8日、東京・大手町の経団連会館で「第50回日本産業技術大賞」の贈賞式を開き、最高位の内閣総理大臣賞に輝いた理化学研究所と富士通による「スーパーコンピュータ『富岳』」をはじめとする4件を表彰した。(総合3に 「喜びの声」)
文部科学大臣賞はパナソニックによる「高濃度セルロースファイバー成形材料の開発」が受賞。審査委員会特別賞は宇宙航空研究開発機構(JAXA)とNECと三菱重工業による「小惑星探査機『はやぶさ2』」、トヨタ自動車の「新型MIRAIの第2世代トヨタフューエルセルシステム」が受賞した。
贈賞式では来賓の高橋ひなこ文部科学副大臣が「大きな変革期を迎えようとしている中、技術開発に関わる皆さんがますますご活躍されることを願っている」と祝辞を贈った。受賞者の美濃導彦理研理事が「富岳の力を多くの人々に活用してもらい、各分野や超スマート社会の実現に向けて、成果が出ることを期待している」とあいさつした。
(2021/4/9 05:00)