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(2021/5/24 05:00)
日刊工業新聞社が25日発売する「機械技術6月号」は「環境と安全に配慮した機械加工のエコソリューション」を特集する。
切削加工を担うマシニングセンター、研削盤、レーザー加工機といった工作機械で特に課題となっている効率的な潤滑油の活用や切削油の低減、切削くずの減少などの環境負荷低減への最新技術を取り上げる。
総論では名城大学の成田浩久教授が「環境負荷とコストを考慮した切削加工条件の決定」をテーマに地球温暖化物質の低減と加工コストの両方を考慮した切削条件の決定方法を解説する。
事例では独自開発の切削液自動供給装置を活用して作業効率を高め、環境負荷の低減に取り組む岩本工業(石川県白山市)、ドライカットを効果的に駆使し、環境への配慮と生産性向上の両立に取り組む小原歯車工業(埼玉県川口市)/KHK野田(千葉県野田市)を紹介する。
国連の持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みが世界的に進む中、切削加工を中心とした工作機械においても環境負荷低減への取り組みが顕著となっている。
(2021/5/24 05:00)