(2021/7/20 05:00)
日刊工業新聞の紙面には毎日、100社前後の中小企業が登場する。きのう19日はフナボリ(千葉県佐倉市)がコロナ禍による換気需要に対応し、大空間空調システムの生産能力を50%増することなどを報じた。
きょうの紙面では夏山金属工業(大阪府東大阪市)のアウトドア用品本格参入や、多賀製作所(さいたま市)による上尾技研の買収など元気な企業のニュースが並ぶ。企業トップらが持論や近況を語る各ページのコラムでは、アイザック(東京都八王子市)社長の佐川英雄さんが板金加工の技術の追求を熱く述べている。
国内企業数の99%、雇用の約7割を担う中小企業は、日本経済の活力の源泉だ。コロナ禍で事業の先行きが見通せない飲食店がある一方で、オンリーワンの技術で大企業とも堂々と渡り合うグローバル・ニッチ・トップ企業もたくさん存在する。
きょうは「中小企業の日」。中小企業基本法が1963年(昭38)7月20日に施行されたことにちなむ。
コロナ禍が日本経済に与えた負のインパクトはあまりに大きいが、ピンチをチャンスにする底力は失われていない。及ばずながら弊紙も“中小企業の応援団”として、決意を新たにする日としたい。
(2021/7/20 05:00)
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