モノづくり日本会議が通常総会、共同議長に小堀氏（旭化成会長）

脱炭素の選択肢狭めず

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  カーボンニュートラルをテーマに講演する内山田トヨタ会長

　モノづくり日本会議は３０日、都内で第１５回通常総会を開いた。２０２１年度（２１年１０月―２２年９月）の事業活動・収支報告と２２年度（２２年１０月―２３年９月）の事業計画・予算などについて審議し、原案通り承認した。また役員人事では８法人が務める共同議長会員のうち、旭化成の小堀秀毅会長が共同議長に就任することを承認した。

　終了後、総会の議長を務めたトヨタ自動車の内山田竹志会長による特別講演会「２０５０年カーボンニュートラル実現を目指して」を開いた。内山田会長は「車の場合、燃料と駆動装置（パワートレーン）の組み合わせでカーボンニュートラル（温室効果ガス排出量実質ゼロ）の実現は可能」と強調。その上で「選択肢を狭めず、いろんな可能性を検討していくべきだ」と述べた。気候変動が進む中、スピード感を持って対応する重要性も訴えた。