(2023/1/26 05:00)
10年に1度とされる寒波―。25日も強い寒気が全国的に流入し、沖縄県などを除く日本列島のほぼ全域で最低気温が0度Cを下回る「冬日」となった。26日も全国的な冬日が予想されており、警戒したい。
降雪や路面凍結による航空便の欠航、道路の通行止め・渋滞、鉄道の遅延・運転見合わせなど、厳しい寒波は生活やビジネスに少なからぬ影響を及ぼした。転倒などで負傷した人も各地で確認された。氷点下では水道管の凍結などにも備えが必要になる。
気象庁によると、東京都の1カ月の最低気温の平均値はプラス1・6度Cだった1964年以降、0度Cを下回ったことがない。それ以前は毎年のように平均値が氷点下で、地球温暖化が進行したことをデータが示す。
東京都の観測史上の最低気温は1876年1月13日のマイナス9・2度Cらしい。この年の1月の最低気温の平均値はマイナス2・8度Cだった。明治から昭和30年代頃は、今より厳しい冬を乗り切っていた。
政府の節電要請は「無理のない範囲内での節電」で数値目標はない。期間は3月末まで。明治時代の防寒の苦労を想起しつつも、無理なく暖をとり、寒気を乗り切りたい。転倒などにも、くれぐれもご注意ください。
(2023/1/26 05:00)
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