(2023/5/3 05:00)
大型連休(GW)も後半戦に入る。といっても、9連休を取得し長期休暇の折り返しを迎えるという人はそう多くはないのでは。東京商工リサーチによると、9連休は全産業の11・9%にとどまる。大企業は17・8%、中小企業は11・0%と、中小ではさらに少ないようだ。
休日数で最も多いのがカレンダー通りに3日から始まる5連休。全産業の60・6%に達し、大企業は61・3%、中小企業は60・5%と、こちらは大差がない。
業種別では製造業の19・0%が9連休を取得している。書き入れ時の飲食・宿泊・娯楽などのサービス業は休みにくく、製造ラインが止まる製造業は比較的休みやすいとみられる。
観光地のにぎわいもコロナ禍前に戻りつつあるようだ。JTBによるとGWの国内旅行者は前年同期比で53・1%増の2450万人。2019年比でも同2%増とコロナ禍前の水準に。
「ゴールデンウイーク」の言葉の由来は諸説あるらしい。1951年上映の作品が正月以上の興行成績を収め、この時期の宣伝用語になった説、ラジオで最も聴取率の高い時間帯「ゴールデンタイム」に倣った説など。混雑する映画館ではやや増加傾向にあるコロナ感染にもご注意を。
(2023/5/3 05:00)