(2023/10/19 05:00)
「工作機械の迫力をさあ、会場で」。ニュースダイジェスト社と愛知県機械工具商業協同組合主催の工作機械見本市「メカトロテックジャパン(MECT)2023」が18日、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で開幕した。会場には285台の工作機械や鍛圧・板金機械が並び、圧巻のデモンストレーションが繰り広げられている。
同展は隔年の開催。前回はコロナ下、4日間で7万人近くの来場者があった。今回の出展数は2013小間で前回を308小間上回る。コロナが明けて来場者の増加が予想され、出展者の説明にも熱がこもる。
日本工作機械工業会がまとめた9月の工作機械受注額は9カ月連続で前年同月実績を下回った。しかし需要先の自動車生産の滞りは解消に向かい、半導体では新たに北海道と熊本に工場が新設される。先行きの期待は大きい。
IoT(モノのインターネット)や自動化の流れも目を見張る。工作機械自体の機能向上もさることながら、劇的に生産効率を上げるシステムの需要は増していく。
日本の競争力の源泉は高性能・高品質だけではない。それを実現する生産技術があってこそ。21日までの会期中、日本の強さが垣間見られるだろう。
(2023/10/19 05:00)
総合1のニュース一覧
- ホンダとGMが自動運転タクシー 26年に東京都心でサービス開始(23/10/19)
- 小糸とデンソー、夜間の物体認識向上で協業 照明と画像センサー協調(23/10/19)
- 竹中工務店、コンクリ製造工程のCO2を8割削減 万博に適用(23/10/19)
- 住友ファーマ、生成言語に流出防止機能 業務効率化・創造思考促す(23/10/19)
- 半導体危険物の通関代行 松木運輸、熊本・八代港 物流で付加価値(23/10/19)
- 留学生と企業をマッチング 高い定着率強み Harmony For(23/10/19)
- NTT東、中小支援を拡充 AIで最適な商材提案(23/10/19)
- タカミヤ、関東に建設用足場の新拠点 研究開発を促進(23/10/19)
- 変わる潮目 企業のトップに聞く(22)ジャパンマリンユナイテッド社長・灘信之氏(23/10/19)
- 住友電工、モビリティショーでEV改造バス披露 完成車視点で技術提案(23/10/19)
- 産業春秋/MECT開幕、工作機械の迫力を会場で(23/10/19)