ハンドクリームに奈良の特産品配合 マックスと近畿大が商品化

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  （右から）近畿大の金教授、商品開発の学生代表である近畿大の葉山桃花さん、マックスの大野社長

【奈良】マックス（大阪府八尾市、大野範子社長）と近畿大学は１５日、奈良県の特産品である柿や日本酒を配合したハンドクリームを２０２４年１月１日に発売すると発表した。肌に付けた際、しっとりしているが、べとつかないことが特徴。奈良県内の土産物店、「楽天市場」や「アマゾン」など電子商取引（ＥＣ）サイトでも販売する。価格は６９８円（消費税込み）。年間５０００個の販売を目指す。

近畿大経営学部の金相俊教授の研究室の学生とマックスが２３年春から奈良県の助成金制度を活用し共同で開発を始めた。柿の葉や日本酒などの原材料は奈良県内の企業から調達し、マックスの奈良事業所（奈良県橿原市）で製造している。近畿大の金教授は「奈良県を含む地方で人口減少が進んでいる。商品を作るために原材料を地域から調達することで、産業を活性化し地域創生につなげたい」と語っている。

マックスは１９年から奈良のご当地コスメ「やまとｃｏｓｍｅｔｉｃシリーズ」を販売しており、今回の商品は第４弾となる。