インタビュー/FUJI執行役員開発センター長・藤田政利氏 AME普及共同体に参画

(2024/1/4 12:00)

FUJIは3Dプリンターの技術をエレクトロニクス分野に応用するAME(アディティブ・マニュファクチャリング・エレクトロニクス)の装置の商品化に向け、AMEの普及活動を手がけるドイツのJ.A.M.E.S(ジェームス)とパートナー契約を結んでいる。このアライアンスに入る狙いについて、FUJIの開発センター長を務める藤田政利執行役員に聞いた。

―ジェームスはどのような組織ですか。

「日本国内ではまだ認知が低いが、欧米ではAMEに取り組むベンチャーが出始めている。そのAMEの各種プレーヤーの共同体がジェームス。我々のような装置メーカーから、インクなどの材料メーカー、AMEを使おうとしているユーザーを束ねて、AMEを広げていこうとしている」

―FUJIは樹脂回路基板を3Dプリンターの技術で造形し、それに電子部品を実装するAMEの装置「FPM-Trinity」の開発を進めています。ジェームスに入る利点は。

  • 2024-25年の商品化を目指しているFPM-Trinity

「特に欧米に対する発信が増えた。ジェームスにとって、装置メーカーの我々は看板の一つになっており、ジェームス主催のイベントやウェビナーなどを通して、ユーザーにアピールできる機会をもらえており、ウィンウィンの関係になっている」

―その他のメリットは。

「AMEの装置を作るには、誰がこの装置を使い、どのような価値を見いだすかを知るのも大事。装置のニーズを探る上で、ジェームスのメンバーとのコミュニケーションやパートナーシップは非常に有効と感じている」

(2024/1/4 12:00)

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