シャープ、XR新規事業を加速 都内に開発拠点開設

(2024/1/31 17:00)

  • 「シャープクロスラボ」が入居するビル(シャープ提供)

シャープは仮想現実(VR)や拡張現実(AR)など現実世界と仮想世界を融合したエクステンデッド・リアリティー(XR)を中心とする新規事業を加速する。31日、同事業の開発拠点「シャープクロスラボ」(東京都千代田区)を開設したと発表した。商品企画や開発、営業など約15人を配置し、連携企業との開発を推し進める。XR製品の第1弾として今夏に頭部に装着するVRディスプレーの発売を目指す。

シャープはスマートフォンやモバイル機器の開発で培った通信や小型・軽量化の技術やノウハウを生かし、XRなどの新規事業に取り組んでいる。業績回復に向けた原動力とする「ブランド事業」の一角を担う通信機器などの事業を中心に次世代技術の一つとしてXR活用を進め、製品やソリューションを開発中。ベンチャーなどとの連携により製品化・実用化へのスピードアップを進めている。2023年11月に開いた自社技術展示会でも人工知能(AI)と組み合わせた提案を披露した。

こうした動きの加速のためクロスラボを設置した。交通の利便性を生かしながら連携先との共創の場として活用。開発中の技術や試作品のデモンストレーションを交え、ユーザーの体験や価値のイメージを共有しながら連携を推進。XRをはじめとする生活やビジネスの変革につながる新規技術の早期創出を目指す。

(2024/1/31 17:00)

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