テレワーク実施率14.8% 中小落ち込み最低に 生産性本部調べ

(2024/2/7 17:00)

  • コロナ禍が明けて、対面重視のオフィス回帰が一段と鮮明になっている

日本生産性本部が7日発表した第14回「働く人の意識調査」によると、テレワーク実施率が前回調査比0・7ポイント減の14・8%と過去最低を更新した。大企業は増加した一方で、IT投資などに限りのある中小企業の実施率が落ち込んだ。コロナ禍が明けて、対面重視のオフィス回帰が一段と鮮明になっている。

テレワーク実施率は従業員100人以下の企業で同3・4ポイント減の9・4%に下がった。101―1000人の企業も同2・1ポイント減の13・4%と低かった。一方で、1001人以上の大企業は同6・7ポイント増の29・4%と反転した。

景況感も聞いており、現在の国内景気について「悪い」「やや悪い」の合計回答が同6・3ポイント増の60・9%と悪化した。

今回の調査は1月9―10日に企業・団体に雇用されている1100人を対象にインターネットを通じて行った。現在は半年ごとに実施している。

(2024/2/7 17:00)

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