(2024/2/15 12:00)
建設・産業機器のレンタル事業を手がけるアールアンドアール(千葉県浦安市、西尾公志社長)は、メーカーと商品の共同開発を進めている。オリジナル商品で同業他社と差別化でき、認知度の向上につながるなど相乗効果は大きい。共同開発を始めたきっかけや現状、その原動力を原田英雄専務に聞いた。
―共同開発をスタートした背景は。
「より安全な商品提供を実現するため、約20年前に揚重機械試験装置を共同開発したのが始まりだ。現場には発見されていないニーズがたくさんある。それを探すため、我々は常にアンテナを張っている。現場のニーズにマッチした商品を提供し続けることがレンタル会社の使命だ」
―これまでの実績を教えてください。
「約10年で10商品ほど共同開発した。最近では強アルカリイオン電解水によりヘルメットを数秒で除菌・消臭・洗浄する装置をEプラン(千葉県船橋市)と開発した。また従来は瓦を地上から屋根に運搬する装置を、太陽光パネルを運搬する装置に改良し、3カ月の工期を2週間に短縮した実績もある。太陽光パネル以外のものを運搬できるようにし、ロングセラー商品となっている」
―何が積極的な共同開発の原動力になっていますか。
「約10年前から始めた業務などを改善する『Rプロジェクト』だ。優れた案を上・下半期にそれぞれ表彰してモチベーションを維持しており、社員は改善に貪欲だ。また若手を中心に海外の展示会に出張させ、メーカーに提案する際のアイデアのもととなる技術をウオッチしている」
(2024/2/15 12:00)
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