(2024/3/1 17:00)
日本郵船は1日、物流事業として過去最大の約500億円を投じ、2025年4月に英ノーサンプトンで敷地面積11万平方メートル超の大型物流センターを開業すると発表した。グループ会社を通じ英セグログループの不動産会社と15年間の賃貸借契約に合意した。自動倉庫システムを導入し、将来の労働力不足などに対応する。
同センターは、日本郵船の物流子会社の郵船ロジスティクス(東京都品川区)の英国法人が運営する。日用品から大型家電などの耐久消費財まで幅広く取り扱うほか、温度管理した医薬品専用スペースも配置する。
18メートルもの天井高を最大限活用し、高密度で効率的な保管を行う。自律走行搬送ロボットや、パレット立体自動倉庫機能など最新の自動倉庫システムを導入し、時間を問わず正確で安定した倉庫の運用を実現する。
屋根には太陽光発電パネルを設置し、建築物の持続可能性を評価する「BREEAM認証」のエクセレント評価を達成するように設計する。近隣に建設される予定の貨物鉄道ターミナルを活用し、将来は鉄道輸送へのモーダルシフトも想定し、より環境に配慮した輸送を実現する。
日本郵船は物流事業を強化しており、最近では2月にeコマース(電子商取引)向け配送プラットフォーム事業会社を買収した。
(2024/3/1 17:00)
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