【早読み特選】OKI、シリコンバレーに拠点 新興の技術探索

(2024/5/13 17:00)

  • OKIは米プラグアンドプレイ内に活動拠点を開設した

OKIは米シリコンバレーにスタートアップの技術探索などを行う拠点を開設し、本格稼働した。パートナーシップ契約を結んだ米プラグアンドプレイ(カリフォルニア州)の拠点内で主にアーリー期のスタートアップの情報収集を行い、オープンイノベーションを推進する。現在自社が強みとはしていないが将来必要と考えられるノンコア技術を中心に探し、OKI技術本部内に新設した専門部隊と共同で技術開発を進め、5年程度で事業への導入を目指す。

シリコンバレーには2人を常駐させており、探索・連携の窓口機能を担う。OKI技術本部内の専門部隊「グローバル先行開発室」が常駐者から情報を受け取り、スタートアップの技術の試験導入や評価、フィードバックによる技術の育成、周辺技術の開発などを行う。同開発室は5人程度でスタートし、今後、20人規模に増強していく。

探索する領域はインフラ維持管理や防災関連で、OKIのセンシング技術をさらに拡充できるような網羅性のあるデバイスや、広大な範囲の分析が可能な人工知能(AI)技術などを想定。ただ、「(現時点で自社が強みとする)コア技術の補完だけではイノベーションがシュリンクする可能性がある」(前野蔵人執行役員技術責任者)とし、将来OKIの脅威となるような技術を持つスタートアップにも目を向け、広い視野で技術探索を進める方針だ。

グローバルでの技術探索活動はシリコンバレーを皮切りに、欧州やシンガポールなどへも広げる計画。長期的には海外でコア技術の研究開発拠点設置も検討している。

(2024/5/13 17:00)

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