(2024/5/31 17:00)
JR東日本とマルハニチロ、東京大学の3者は31日、人と地球に優しい未来の食「プラネタリーヘルスダイエット」の実現に向けて協力すると発表した。魚は良質なタンパク質源で比較的に環境負荷が低い一方、日本では後処理の手間を理由に消費が減少している。3者の知見を組み合わせ、魚を切り口に食の課題解決を目指す。
JR東と東大による未来の生活を研究する100年間の連携の枠組みに、マルハニチロが新パートナーとして参画する。具体的には長期保存が可能で栄養価が高く、手間なく食べられる未来の魚肉を開発するなどで「魚食のリデザイン」に取り組む。また、個人の健康データから最適な高栄養食(パーソナル・スーパーフード)を提供する仕組みの開発に取り組む。
マルハニチロの池見賢社長は、「3者のDNAや経験をかけ合わせて取り組む」と意気込みを語った。健康データの収集にはJR東の交通系ICカード「スイカ」の仕組みの活用を検討し、「スイカのデバイスを進化させたい」(JR東の喜勢陽一社長)とする。
25年3月に開業するJR東による大型再開発都市「タカナワゲートウェイシティ」に開発した食品やサービスの体験の場を設け、利用者の反応をみて内容を洗練させる。
(2024/5/31 17:00)
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