三菱自、豪リースに出資 販売増へ協業

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三菱自動車は２４日、法人向けの車両リースと事業用車両の運行管理サービスなどを手がける豪州のフリートパートナーズグループ（ニューサウスウェールズ州）の発行済み株式の５・０１％を取得したと発表した。取得は１９日付で取得額は約４２００万豪ドル（約４３億円）。出資により既存事業にとどまらない新たなサービスを共同で模索し、豪州とニュージーランド市場での販売台数や収益増加につなげる。

フリートパートナーズは１９８７年の創立で、豪州の自動車関連金融サービスの大手。同社と三菱自は、これまで個人事業主向けで取引実績がある。三菱自は豪州・ニュージーランド市場でのバリューチェーン強化を模索する中で、過去の実績を踏まえフリートパートナーズへの出資を決めたとしている。

三菱自の２０２４年３月期の豪州・ニュージーランドの販売台数実績は前期比約５％減の８万４０００台で、２５年３月期は同約２％増の８万６０００台を計画する。

三菱自の中村達夫副社長は「豪州は当社にとって重要な市場の一つ。フリートパートナーズと協力し事業拡大を目指す」とコメントしている。