(2024/7/24 17:00)
米ゼネラル・モーターズ(GM)は23日(現地時間)、自動運転専用車「クルーズ・オリジン」の開発を凍結すると発表した。法規制への対応が困難と判断した。GMはホンダと2026年からクルーズ・オリジンを使った自動運転タクシーサービスを日本国内で展開する予定だった。ホンダは「計画の変更なども含め、影響を精査中」としている。
クルーズ・オリジンは特定条件下で運転を完全自動化する自動運転「レベル4」相当の自動運転技術を搭載。運転席がなく最大6人が乗車できる。GM傘下の米GMクルーズホールディングスが開発を推進してきたが、23年に人身事故を起こして運行を停止したなどの影響で事業計画の変更を迫られていた。
GMとホンダは23年に自動運転タクシーサービスを26年初頭から開始すると公表。数十台から開始し、将来的には500台規模での運用を見込んでいた。ホンダは「車種や台数規模なども検討していく」としている。同サービスを手がける合弁会社を24年6月までに設立予定だったが、事故の影響もあり、計画が遅れている。
(2024/7/24 17:00)
総合1のニュース一覧
- 【早読み特選】東工大、秒速1.8mで泳ぐペンギンロボ 羽ばたきで推進(24/07/24)
- 光通信、1光源で200台 情通機構が成功、コスト抑え大容量化(24/07/24)
- 米GM、自動運転車の開発凍結 法規制の対応困難に(24/07/24)
- 製造現場のDX急ぐ 三菱電機・伊丹製作所(24/07/24)
- 部品一体成形で衝突安全性向上 ゲスタンプのホットスタンプ(24/07/24)
- インタビュー/IWC社長・藤田伸恵氏 金属フレキ管、自動化で軽量・柔軟性向上(24/07/24)
- 経産省と産総研、ロボ動作生成AI開発へ 「教示なし」実現見込む(24/07/24)
- グローバルサウスに挑む(6)事務機器 現地の販売力・若手人材活用(24/07/24)
- ニデック、31年3月期に売上高10兆円 AIなど5事業でけん引(24/07/24)
- 福井鐵工、河川浚渫向けバケット進出 工場刷新に10億円(24/07/24)
- 産業春秋/ウナギの完全養殖実用化(24/07/24)