清水建設、木造ハイブリッドビル公開 木材使用量1000立方メートル

(2024/10/21 17:00)

  • 耐火仕様の木鋼梁

清水建設は21日、東京都中央区で施工を進めている木造ハイブリッド構造の中高層賃貸オフィスビル「京橋第一生命ビルディング(仮称)」を報道陣に公開した。三つの新技術の採用によって梁(はり)や天井面を木質化し、40×17メートルの無柱空間を構築した。木材の使用量は約1000立方メートルと、木造ハイブリッド構造の中規模オフィスとしては国内最大規模となる。

同ビルは地上12階・地下2階建てで、高さ約56メートル。木質化を実現するため、2時間耐火仕様の部材を大梁に採用した。また直交集成板(CLT)を活用し、木材と鋼材を組み合わせた耐震壁部材や、施工性を向上させた合成床を適用。木のぬくもりを感じられるオフィス空間を追求した。

木材の使用量拡大により、標準的な鉄骨造りのビルに比べて約20%の二酸化炭素(CO2)削減効果がある。清水建設業務施設設計部の内藤純設計長は「国産材を活用でき、地域経済の活性化にもつながる」としている。

(2024/10/21 17:00)

総合1のニュース一覧

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン