イオン、PBで攻勢 値下げ・増量 新たに350品投入

節約ニーズに対応

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  イオントップバリュの土谷美津子社長（右）と森常之副社長

イオンは２２日、プライベートブランド（ＰＢ）「トップバリュ」の一部製品を１１月中旬から値下げし、購入頻度の高い１００品目を１０月末までに増量して数量限定で発売すると発表した。秋以降も新商品とリニューアル商品を合わせた５００品目を供給する。物価上昇で節約志向が強まる消費者ニーズに応えることで、販売数量や来店頻度の増加を狙う。

秋以降に投入するＰＢ５００品目のうち、３５０品目が新商品になる。ＰＢの開発を担うイオントップバリュ（千葉市美浜区）の土谷美津子社長は「これ以上の値下げは難しいと考えていたが、リニューアルではなく新商品にすることで、適正価格で販売でき、消費者の負担にもならない」と説明した。

商品の包装を個包装からチャック付きの大袋に変更する、為替影響の大きい原料を国産に切り替えるといった工夫でコストを抑える。

製造拠点を増やしての輸送距離短縮、積載方法の見直しなど物流効率化によるコスト削減にも取り組む。卵など価格が安定した原材料を使用している商品は随時値下げする。