円安進行、一時151円台 米長期金利の上昇受け

(2024/10/22 17:00)

  • 円相場は一時1ドル151円台に値下がりした(22日、東京都中央区)

22日の東京外国為替市場は円相場が1ドル=150円台で推移し、21日から1円以上値下がりした。一時、同151円台に突入する場面もあった。米国の長期金利が上昇し、ドル買い圧力が強まっている。米連邦準備制度理事会(FRB)高官が今後の利下げペースに慎重な姿勢を示したことで米金利上昇につながり、円安ドル高が進行した。

米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は21日(現地時間)の講演で「今後数四半期にわたって緩やかな利下げを予想」と発言。米ダラス連銀のローガン総裁も同日、「中立に向けた緩やかな利下げが適切」とした。

米大統領選をめぐってはトランプ候補の予想勝率が上昇し、市場の織り込みが進んでいる。議会選挙も上下両院とも共和党が勝利する確率が足元で高まっており、「市場ではトランプリスクの高まりが意識される展開となっている」(野村証券の沢田麻希ストラテジスト)。

ドル円相場が1ドル=150円台を回復したことで、日本の金融当局も円安進行への警戒を強めるとみられる。「(当局の)口先介入が強化される可能性を注視したい」(同)。

(2024/10/22 17:00)

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