女性リーダーの気持ち／日本ストライカー 人事本部長・西原千雅子氏 社員が満足して働けるようサポート

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日本ストライカーに入社する前は、日本の企業で人事に携わり、周りの人に育ててもらいながら人事労務の基礎を学びました。グローバル企業の意思決定の速さや視点などを経験してみたいと思い、外資系企業である日本ストライカーに移りました。社会貢献性の高い医療の業界で、組織をまとめることにやりがいを感じています。

日本の人事リーダーの仕事は、国内の社員が活躍できる環境作りと、日本の市場や人材の考え方を正しく分かってもらえるよう、グローバルに発信することだと考えています。組織をまとめるため、透明性を持って誠実にコミュニケーションし、信頼関係を築くよう心がけています。

人事本部長の打診を受けたのは、ちょうど自分自身の専門性を高めるために希望していた給与制度設計の仕事に就いた時で、すぐに「やります」とは言えませんでした。アジア地域で財務のリーダーをしていた女性のメンターに相談すると、「あなたならできると思うし、チャレンジするならサポートする」と背中を押されました。同時に、「でも決めるのはあなただ」とも言われました。迷いはありましたが、やると決めたら覚悟も固まりましたし、返事を考える時間をもらえたことに感謝しています。

女性だからとか最年少だからといったことで困ったと感じたことはありません。外国には自分と同年代の女性リーダーもいます。多様な人と関わる上では、性別や年齢は気にしないことが重要かもしれません。

人事の仕事としては、個人の選択肢を増やして能力を発揮できることを意識しています。家庭と仕事どちらに軸足を置くか、またライフステージごとの仕事のやり方を誰もが選べるようになれば、女性だけでなく男性も働きやすくなるはずです。全社員が満足して働けるようサポートすることが人事の仕事の成功であり、日本ストライカーの事業の成功につながると考えています。