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(2022/3/9)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:dSPACE Japan
仮想テストドライブで自動運転車両のセンサを検証
dSPACEは、高分解能のビジュアル表示機能を備えた自動運転機能のテストおよび妥当性確認用の新たなセンサシミュレーションソリューションであるAURELIONを発表しました。このソリューションはローカルまたはクラウド上から操作でき、カメラシミュレーション向けの本物のような画像をリアルタイムに生成したり、リアルタイムのレイトレーシング技術によってレーダーおよびLiDARシミュレーション向けの厳密な環境を構築したりすることが可能です。AURELIONを使用することにより、開発者はプロトタイプ車両を実走させるはるか前から、自動運転アルゴリズムを仮想テストドライブでシミュレートし、妥当性を確認することができます。
AURELIONはSIL(Software-in-the-Loop)テストやHIL(Hardware-in-the-Loop)テストに加え、クラウド上で検証を並列で行う場合など、開発プロセスのあらゆる段階で利用できます。さらに、ニューラルネットワークのトレーニングやテストなど、人工知能ベースの機能やトレーニングデータの開発にも活用できます。
AURELIONには強力な3Dレンダリングエンジン、高精度のdSPACEシミュレーションモデル、歩行者や車両などのリアリスティックな3Dアセットが備えられているため、センサ、周辺環境、天候条件、照明条件(日中、夜間)、マテリアルを正確にシミュレートすることが可能です。そのため、開発者は幅広いシナリオをシミュレートしながら、実車によるテストドライブではほとんど発生しないようなコーナーケースをテストすることもできます。
この新たなソリューションでは、センサモデル向けの大規模ライブラリを常に最新の状態で使用しているため、まだ市販されていない新しいセンサをシミュレーションソリューションで再現することができます。これを実現するため、dSPACEでは世界の主要センサメーカーと提携しており、さまざまなカメラ、LiDAR、およびレーダーテクノロジの開発者と継続的に協働しています。AURELIONには、サードパーティ製センサモデルを統合することも可能です。
また、単一の製品内にdSPACE MotionDeskやSensorSimの機能をまとめて実装しているため、機能や精度がより向上したソリューションをセンサシミュレーション分野で活用できます。さらに、車両シミュレーションモデルであるASM、シミュレーションプラットフォームであるVEOS、パラメータ設定ソフトウェアであるModelDeskなどのその他のdSPACEツールを組み合わせれば、自動運転車両用ソフトウェアスタックのテストおよび妥当性確認に対応したエンドトゥエンドのソリューションを実現することができます。
このソリューションはローカルまたはクラウド上から操作でき、カメラシミュレーション向けの本物のような画像をリアルタイムに生成したり、リアルタイムのレイトレーシング技術によってレーダーおよびLiDARシミュレーション向けの厳密な環境を構築したりすることが可能です。
dSPACEについて
dSPACEは、コネクテッドカー、自動運転車両および電気自動車を開発するうえで必要なシミュレーションおよび妥当性確認ソリューションを提供する国際的企業です。自動車メーカーやサプライヤのお客様は、当社のエンドトゥエンドのソリューションを利用し、実車での試験前にソフトウェアやハードウェアの各種コンポーネントをテストしています。また、自動車産業だけでなく、航空宇宙や産業オートメーション、およびその他の産業分野でもdSPACEは開発パートナーとして選ばれ、当社の知識と経験はさまざまな現場に活かされています。当社の製品ポートフォリオは、シミュレーションや妥当性確認向けのエンドトゥエンドのソリューションからエンジニアリング、コンサルティングサービス、トレーニングやサポートまで幅広くカバーしています。dSPACEは、ドイツのパーダーボルンにある本社と、ドイツ国内の3つのプロジェクトセンター、米国、イギリス、フランス、クロアチア、日本、中国、および韓国にある子会社を含め、世界中で1,900名近くの従業員が製品・サービスを提供しています。
詳細についてはwww.dspace.comを参照してください。
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