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(2022/10/6)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:株式会社シーエスコミュニケーション
最先端「エッジ処理技術」を活用し、農林水産業・商業・防犯等「現場」の“DX化”を促進
システム構築・運用やAIソリューションを手がける株式会社シーエスコミュニケーションは、どこでも、携帯回線とネットワークがあれば、市販のカメラを「AI実装」し、動画/画像のAI分析ができる「エッジネットワーク」のサービスを、2022年10月より提供開始します。
既存のAI分析サービスは、AIカメラ導入だけで高額で、クラウドへのデータ送信に膨大な時間がかかるなどの課題があり、多くの現場で導入が困難でした。
新サービスに使用する「エッジコンピューティング」は、データ処理をネットワーク上で行い、加工したデータのみをクラウドに送信する技術。この技術を使えば、市販のカメラにAIの実装をし、データ処理を高速かつ低コストでできるため、「現場のAI実装」の課題が解消されます。
これにより、画像処理の「DX化」が加速され、農林水産業のAI分析、商業施設のサービス向上、防犯強化、災害対策などあらゆる分野でDX化、すなわち「AI実装」の可能性が広がります。
シーエスコミュニケーションはあらゆる産業でDX化が進んだ社会の実現に向け、「エッジコンピューティング」の可能性を広げるサービスを展開していきます。
■DX化停滞の理由は、データ活用の「設計」だけでなく、採用する「技術」にある
近年、多くの企業がDXの推進に力を入れており、政府も経済産業省から「DX 推進ガイドライン」を提示するなど取り組みを強化しています。しかし、本当の意味でのデジタルトランスフォーメーションを実現している事例は、まだ一握りしかありません。
その大きな理由として、DXの鍵となる”データ活用方法”の難しさがあげられます。「取得データが目的に紐づいていない」「データの分析方法が分からない」「かける金銭的・人的コストがない」などの課題が言われるなか、蓄積したデータをどのような目的で、どのように分析し、現場で生かすのかという「設計」の重要性を謳う提言は多くあります。
一方で、DX化を支えるためにどの「技術」を選択するか、あまり注目されていません。
しかし、DXをはじめとするデータ処理・分析・活用は、「設計」だけではなく採用する「技術」にも大きく影響されます。
動画認識技術であれば、既存の一般的なデータ処理技術は、画像・動き・音声などのあらゆるデータをクラウドに送信し、その膨大なデータをクラウド上で処理し、その後に分析する流れを踏んでいました。その工程を踏むためには、動画であればまず高額なAIカメラを購入し、何事も起こらない状態を含めた動画データをすべてクラウド上にあげる時間をかけ、その膨大なデータを抱え続けるための運用コストをかける必要があったのです。
これでは、いくらDXの重要性を叫ぼうとも、導入できる企業や組織が限られます。DXがなかなか進まない理由は「設計」だけではなく、コストや機能性を決める「技術」の問題も大きく影響しているのです。
■データ処理の高速化・コスト削減・機能拡張の柔軟性を叶える「エッジコンピューティング」
これらの問題を解決する最先端技術のひとつが「エッジコンピューティング」です。「エッジコンピューティング」は、データ処理をクラウド上でするのではなく、データを取得したカメラなどの端末で行い、加工したデータのみをクラウドに送信する技術です。
<クラウドコンピューティングとエッジコンピューティングの違い>
この技術を使えば、一般のカメラ端末を、指定のデータ処理ができる状態にAIの実装をして活用することができます。例えば、エレベーターで、人が乗った時、怪しい形状の物質が持ち込まれた時、異常な動きが検知された時『だけ』の情報をカメラ端末に判別させ、必要な情報だけをクラウドに保存することができるのです。
処理内容を決定して端末を「AI実装」する司令塔となるのは、手のひらサイズに入るほどの小さな「AI BOX」です。「AI BOX」から指示する「AI実装」の内容はいつでも変更や追加ができるため、当初想定していなかったデータ収集や、方針転換に対しても柔軟に対応することができます。
<「AI BOX」の拡張の柔軟性イメージ>
▲拡張イメージ。司令塔となる「AI BOX」へのインプットを変更することで、いつでも情報精査の見直しが可能となる。
「エッジコンピューティング」の特性を生かしたこの仕組みを採用すれば、既存のAIカメラにおける金額的・時間的なコストや設置後の機能拡張や変更の柔軟性の問題が解決されます。結果として、AIによるデータ活用のハードルが劇的に下がり、多くのシーンで活用が進むと考えられます。
■年間 十数万円のコストから導入・運用が可能に
実際に「AI実装」をしたカメラを使用した「エッジネットワーク」サービスを導入した場合、どのくらいコストが削減され、どのようなメリットを享受できるのでしょうか。カメラ10台(人数解析・導線解析を想定)を導入し1年間運用したことを想定しました。
<シーエスコミュニケーションが展開する「AI実装」カメラ>
※人数解析・導線解析の目的でカメラ10台設置・1年間運用した場合のおおよその比較
※使用するAIカメラや技術により、コストは異なります。
この条件の場合、イニシャルコスト、ランニングコストの合計で年間十数万円から導入・運用が可能になります。さらに、いつでも柔軟に変更できるため、すべての要素が決まっていない状態から気軽に導入・開始することができます。
■農林水産業、商業利用から防犯/防災まで、あらゆる分野で期待される「AI実装」カメラサービス
「エッジコンピューティング」を用いたカメラを「AI実装」する「エッジネットワーク」サービスは、その可能性の広さから既に多様な業界から期待と注目を集めています。
例えば、百貨店などの大型店舗の館全体に設置したカメラを「AI実装」して来館者情報を数値化・分析して顧客提供価値を高める施策につなげる、画像認識により金庫の監視をリアルタイムかつ正確に行う、畜産業で育てる個体の健康状態を管理しケアする、バーコードがつけられない商品の販売所で売上管理をするなど、幅広い活用方法が考えられます。
さらに商用サービスだけではなく、リアルタイムで公共道路の安全性をチェックして対応するなど、私たちの生活を守るための防犯・防災領域でも必要とされる存在となるのです。
■今後も新技術の可能性を広げ、社会に価値を届けるサービスを展開
今回、正式にリリースする「エッジコンピューティング」を用いたカメラを「AI実装」する「エッジネットワーク」サービスは、幅広い業界での顧客満足度のレベルアップ、防犯・防災の強化に大きく影響すると考えています。
インターネット黎明期から20年以上に渡り、企業のネットワーク構築を手掛けてきたシーエスコミュニケーションならではの知見を生かしながら、あらゆる産業でDX化が進んだ社会の実現に向けて、「エッジコンピューティング」の可能性を広げ、サービスを展開していきます。
【株式会社シーエスコミュニケーションについて】
社会を支えるIT・ネットワークをメインに、「技術力」「誠実さ」「向上心」を信条に20数年にわたり築き上げてきた信用のもと、AI、IoT、クラウドなど広くDXに関わるシステムインテグレーター企業です。
ITインフラの要件定義や設計構築から現地への展開、運用保守に至るまで全てのフェーズを請け負います。またAIなどの先進的な技術をより社会に広める「エッジコンピューティング」を新規事業として扱っています。
●社名 :株式会社シーエスコミュニケーション
●本社 :
東京本社 〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-3-3 秋葉原ファーストスクエア 8F
大阪本社 〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島7-1-8 WINビル 8F
●代表者 :代表取締役 牧草 亮輔
●創業 :1998年8月
●設立 :2000年1月
●事業内容:コンピュータのネットワークシステム及び通信システムの企画、設計、開発、保守、及びコンサルティング、電気工事業
●会社HP :https://www.cs-com.co.jp/index.html
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