企業リリース Powered by PR TIMES
PR TIMESが提供するプレスリリースをそのまま掲載しています。内容に関する質問 は直接発表元にお問い合わせください。また、リリースの掲載については、PR TIMESまでお問い合わせください。
(2018/5/31)
カテゴリ:イベント
リリース発行企業:株式会社ニコンイメージングジャパン
株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:五代厚司、東京都港区)は、写真展会場「THE GALLERY」にて、山田實写真展「きよら生まり島 -おきなわ Kiyora-Umarishima -OKINAWA」を2018年7月17日(火)より開催します。
●展示概要
山田實(1918~2017)は、いま世界的にも注目されている沖縄写真の礎を作った写真家である。
沖縄戦で命も歴史も失われ、真っ白になって始まった「アメリカ世」の沖縄でカメラを持った山田實が見たものは、普通に生きている沖縄の男や女そして子どもたちであった。そのまなざしは、なにものにもとらわれない清々しくまっすぐなものである。そして山田の写真は、社会的な何ごとかを強く訴えるものではなく、表現として強固なスタイルを構築することや目指すものでもなく、あまりにも普通のことを普通に無造作に写し出している。それは山田實というカメラを持った人間が生きてきた沖縄という日常を等価に現しているといえよう。
今あらためて山田實の写真を見ることは、占領から復帰を経てイメージ化された「美しい南の島・沖縄」に織り込まれ見えなくなった沖縄の日常の襞を掘り起こすだけでなく、山田實という写真家の「きよら」なまなざしを経験することとなるにちがいない。(ディレクター:金子隆一 /写真史家)
【プロフィール】
山田 實(ヤマダ ミノル)
1918年兵庫県で生まれる。
1920年家族と沖縄に渡る。
1941年明治大学専門部商科本科卒業。日産土木株式会社入社、満州に赴任。
1945年北満州で終戦、シベリアに抑留
1952年沖縄へ帰還、「山田實写真機店」開業。
1959年「沖縄ニッコールクラブ」結成(会長就任)
1972年本土復帰に伴い、「沖縄ニッコールクラブ」は「ニッコールクラブ沖縄支部」に改称(支部長就任)
1978年沖縄タイムス芸術選賞大賞受賞
2002年写真集『子どもたちのオキナワ 1955-1965』刊行、地域文化功労者表彰、沖縄県文化協会功労者賞受賞
2012年『山田實が見た戦後沖縄』刊行、写真展「人と時の往来 -写真でつづるオキナワ」(沖縄県立博物館・美術館)
2013年第29回写真の町東川賞 飛騨野数右衛門賞受賞
2017年逝去
パブリックコレクション 沖縄県立美術館、東京都写真美術館、北海道 東川町
●THE GALLERY セレクション 生誕100年記念 山田 實 写真展
「きよら生まり島 -おきなわ Kiyora-Umarishima -OKINAWA」
会場: 新宿 THE GALLERY 1
展示期間: 2018年7月17日(火)~7月30日(月)
開館時間: 10時30分~18時30分(日曜休館/最終日は15時まで)
トークイベント: ※申込不要・参加費無料
2018年7月17日(火)19:00~20:30
仲嶺絵里奈(写真史家)×鳥原 学(写真評論家)
2018年7月28日(土)19:00~20:30 金子隆一(写真史家)
●「THE GALLERY」について
「THE GALLERY」は2017年7月に新宿、2017年8月に大阪に開設された、写真文化の普及・向上を目的とする写真展示場です。ニコンの最新機材を用いて著名な写真家が制作した質の高い作品などを展示する企画展の他、ニッコールクラブ会員展、写真団体展を展示します。
■リリース全文は以下URLよりダウンロードください。
https://prtimes.jp/a/?f=d16573-20180530-9698.pdf
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
※ ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。