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(2018/9/25)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:株式会社講談社
2018年9月27日発売
日本テレビ系「沸騰ワード10」や、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」など、メディアを通じて紹介される志麻さんは、“作り置きの達人”イメージ。
でも実際は「まとまった時間がないので、家では作り置きはしないんですよ(笑)。作り置きをする時間があったら、その分家族と過ごす時間にあてたいんです」(志麻さん)。つまり、“お客様の1週間分のごはんを3時間で作る”ことが仕事だったから“作り置き”をしていたわけです。
本書は、志麻さんが仕事から帰って30分以内にちゃちゃっと作って食べる料理を中心に76レシピをご紹介。
使う食材は下町スーパーの外国産冷凍特売肉や、特売野菜、冷蔵庫の残りものなど身近なものばかり。そんな普通の食材をおいしく生まれ変わらせるためには、志麻さんの長年のシェフ経験を活かした調理ポイントが多数ありました。
例えば、レシピ本でよく目にする“肉に焼き色をつける”という言葉、志麻さんは、通常であればもうひっくり返すよね!? と思うところからさらに何分も焼きます。
『鶏の照り焼き丼』は鶏肉の皮目を中火で10分近く焼き、通常よりもかなり濃い焼き色をつけます。これが実においしい! 志麻さんにたずねると、「多めの油でしっかり皮目を焼くことで鶏の臭みを飛ばしています。皮はどんなに焼いてもパサパサになることはなく、カリカリに仕上がっておいしくなるんですよ」とのこと。
本書は、編集部が調理中の志麻さんの横に立ち、じ~っと観察し、“普通と違う!”と驚いた箇所はじっくり写真で追って紹介しています。ステーキは肉に味をなじませるには、キッチンペーパーで水けをとってから、塩、こしょうをするのがコツ。塩は安いものでかまいません。サラサラなタイプを選び、まんべんなく食材にかけるのがうまみを引き出すポイントです。
一見豪華で手が込んだ料理に見える『鯛の白ワイン蒸し』も、フライパンで焼くだけなので10分で仕上がります。器に盛りつける手間を省き、フライパンのまま食卓へ出します。
カップスープの素を使った『コーンスープドリア風』は、 “たまねぎの甘みをじっくり引き出す”炒め工程を丁寧に行います。するとたった10分で仕上げたとは思えない本格的な味わいに仕上がります。
長年培ったシェフ経験を活かした、調理時間を短縮するコツや、うまみを逃さないポイントがギュッとつまった1冊。時間もお金もかけずに、家庭で“お店の味”をお楽しみいただけます。
『志麻さんの自宅レシピ』
著:タサン志麻
定価:本体1300円(税別)
ISBN 978-4-06-512576-2
講談社 刊
タサン志麻(たさん・しま)
大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業し、ミシュランの三つ星レストランでの研修を修了。その後、日本の有名フランス料理店等で15年働く。2015年にフリーランスの家政婦として独立。家事代行マッチングサービス「タスカジ」で定期契約顧客数がナンバーワンとなり、「予約がとれない伝説の家政婦」と呼ばれるように。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でその仕事ぶりが放映され、クール最高視聴率を記録。現在も家庭に出向き、冷蔵庫にある食材で家族構成や好みにきめこまやかに応じた料理に腕をふるうほか、「つくりおきマイスター養成講座」の講師や料理教室、食品メーカーのレシピ開発などでも活動。フランス人の夫と子どもと3人で下町の築60年の古民家で暮らす。
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