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(2019/2/1)
カテゴリ:調査レポート
リリース発行企業:株式会社ポーラ
2012年から2018年にかけて「見た目のシミの状態」が良化傾向へ
株式会社 ポーラ(本社:東京都品川区、社長:横手喜一)は、これまでに蓄積してきた全国のスキンチェックデータの分析結果から、2000年を境にV字変化した20代女性の「見た目のシミ」が2012年~2018年にかけてさらに減少し、良化傾向へと変化し続けていることを発見しました。気象庁データによると近年、紫外線量が増加し日最大UVインデックス8以上の日が有意に増加しているにもかかわらず、20代女性の肌が良化期に入っています。
この事実は、30年もの間47都道府県の肌データを見続けてきたポーラが所有する約1,800万件(2019年1月現在)の肌のビッグデータ解析から捉えたものです。
表1
【考察】「見た目のシミの状態」が良化した要因
♦美白 (※)ケア意識の高まり
表2、3
美白 (※)市場は概ね拡大傾向が続いており、処方化技術が年々向上し、UVケア市場も拡大しているため、シミケア、UVケアの重要性が消費者に広く定着し、意識が高まっていると考えられます。また、UVケア品の使用率は20代平均で83%を超えています。(表4、5参照)
このほか、UVケア製品の多様化により使用シーンや用途に合わせて1人あたりのUVケア製品の使用本数が拡大したことや、日傘や帽子、手袋、衣類に用いられるUVカット素材(99.8%以上カット等)が年々進化していることも影響していると考えられます。
♦お手入れ意識の高まり
InstagramやtwitterなどのSNSで日常的に情報収集するため、10代前半からスキンケアやメークに興味を持ち、美肌の女性に憧れ、目標にすることで個人の肌のお手入れレベルが上がっていると考えられます。またニキビを防ぐ意識が高まり、ニキビを発症した場合でもクリニックでの治療や一般用医薬品でのケアによりニキビを悪化させないようにするため炎症性の色素沈着(シミ)も減少していると予想できます。
これらのことから、20代女性においてもはや美白(※)であることは「前提」「標準」スペックであり、UVケアにとどまらず、素肌を美しく保つことや、輝くような透明感を目指して自分に合ったケアをする傾向にあると考えられます。
※メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ
参考資料
日最大UVインデックスが8以上の年積算日数の経年変化(表3参照)
環境省の「紫外線環境保健マニュアル」では、UVインデックスが8以上の場合、日中の外出を控えるなど特に
配慮が必要としている。国内3地点(札幌、つくば、那覇)では、観測を開始した90年代初め以降、日最大UVインデックス8以上の日が有意に増加しており、増加は10年あたり札幌で7日、つくばで13日、那覇で8日となる。
UVインデックスとは…紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すために、紫外線の強さを指標化したもの。
<女性の化粧行動・意識に関する実態調査2017 スキンケア篇より>
■表4 スキンケアを行っている目的 上位10項目
(基数:スキンケア現実行者 対象15~74歳 計1661人のデータより一部抜粋)
20代のスキンケアを行っている目的の1位・2位が「ニキビ・吹き出物を防ぐ、改善する」となっている。
健やかでトラブルのない素肌を目指していることが読み取れる。
■表5 スキンケアアイテム使用率
(基数:スキンケア現実行者対象15~74歳 計1661人のデータより一部抜粋) 20代のUVケアアイテムの使用率は20代前半が85%、20代後半が82%と他世代に比べて高い。
さらなる「美白美人」を目指すためのお手入れアドバイス
美白(※1)を阻害する要因には、紫外線、物理的刺激(花粉や大気汚染物質による影響も含む)、さらにニキビなどの皮膚疾患などの刺激が挙げられます。これらの刺激によりメラノサイトが活性化し、不要なメラニンが増加します。また肌が乾燥すると角層の保護力が低下し、外部の刺激を受けやすくなります。不要なメラニンを増やさず「美白(※1)美人」を目指すためにお手入れをしましょう。
1.UVケア
通年で行うことが大切です。塗り残し・塗りムラがないよう、注意が必要です。
▶【参考】塗り残し、塗りムラを防ぐ日やけ止めテクニック
2.保湿ケア
外部の刺激から肌を守るために、丁寧な保湿ケアが大切です。お手入れの最後に、
化粧品の浸透感(角層まで)を高めるように 手のひらの面を使って、肌を包み込んで
あたためます。手のひらそのものを、まるでパックのように密着させ手のあたたかさと
共にすみずみまで行き渡らせるようにします。
▶【参考】肌バイタル(※2)に着目した温化パック術
3.肌に付着した花粉や大気汚染物質などは刺激のもとになります。
刺激をうけて肌が敏感に傾かないような丁寧なケアが必要です。
▶【参考】肌荒大気(※3)に着目した洗顔法
4.美白(※1)のお手入れの3大ポイント:「こすらない」「すりこまない」「使用量を守る」
意外と知られていないのが物理的刺激による不要なメラニンの増加。3つのポイントを意識してお手入れしましょう。
■シミケアにはポーラの「美肌予報」も合わせてチェックしてください。
https://www.pola.co.jp/special/bihadayoho/index.html
「20代女性の“見た目のシミ”の状態変化」 これまでの考察 (グラフ1参照)
【回復期】
1990年代に流行した「小麦色の肌」や「顔黒」の一時的なブームが過ぎ、1980年代以降クローズアップされるようになった肌への紫外線対策意識が定着したことで、2000年前後を境に美白(※1)肌へと回復していることがわかりました。UVケア意識の定着は、UVケアコスメ市場が一気に拡大傾向にあったことから読み取ることができます。
また、美白有効成分の研究や処方技術の進歩が、新たな美白(※1)理論やサンスクリーンを誕生させたことも美白(※1)肌回復の背景にあると考えられます。
【維持期】
紫外線量が増加傾向にあるにも関わらず、2006年前後以降、見た目のシミの状態は横ばいを維持しています。
これは、UVケア意識の高さが背景にあると考えられます。UVケアコスメ市場も引き続き拡大傾向にあり、美白(※1)化粧品においても、単なる白さだけではなく、輝くような「透明感」を謳う製品が増加しています。
2013年1月からは、UVカット技術の進化により、「PA+++」よりもカット効果の高い「PA++++」表示製品が登場。
さらに、近年、UVケアアイテムは化粧品にとどまらず、手袋、帽子、スポーツウェアなど、日常的に着用する衣類の素材にもUVカット機能をほどこした製品が注目を集めています。今後もさらにUVケア意識は高まっていくと考えられます。
※1 メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ
※2 肌が自ら美しくなろうとする力、ポーラが付けた名称
※3 ポーラの造語。「肌荒大気」の「大気」とは、大気汚染物質などのこと
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