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ハリウッドのような自らリスクを取る投資概念が希薄で、日本は既存のパイの中で争っているだけだ」と経済産業省商務情報政策局の村上敬亮メディア・コンテンツ課長は指摘する。
同日、宮城県庁で会見した石川社長は「新工場建設はパイの拡大が目的ではなく、設備を強化してコスト競争力のある高品質の部品を生産するのが目的」と強調。
金融不安が襲い景気が減速する中、印刷業界は設備投資意欲が低下しており「国内市場中心に全体のパイが2―3割程度縮小している」(和木坂史生取締役執行役員紙・印刷機械事業部長)という。
金融不安を機に減速している世界経済について「パイが小さくなる中で過酷な競争になり、勝ち負けがはっきりするだろう」と険しい表情を見せるのは、大同メタル工業会長の判治誠吾さん。
「必ず日本市場で成功させる」と言葉に力を込めるのは、米トランジッションズ・オプティカル アジア代表のポール・パイファーさん。
「ひとつは、国内市場のパイが限られる中、世界の市場とうまくつながってシェアを伸ばしていくことが肝要だ。
だが、若者のコンテンツ文化への関心が高まっている今、多くのパイの中から新たな才能を見いだす機会を増やし、業界の未来図を描くことが重要だ。