TOTOは洗浄水量4・8リットルの超節水型トイレをグローバルスタンダードとして展開している。節水は世界的な潮流であり、ニーズは大きい。とはいえ、洗浄能力と水量はトレードオフの関係に近い。

3次元CADやCAEの利用が当たり前になった自動車業界。スーパーコンピューターは、より複雑な解析に使われるようになっている。マツダが理化学研究所のスーパーコンピューター「京(けい)」で...

スーパーコンピューターなどを使うシミュレーション技術の発達により、モノづくりの現場が変わろうとしている。作業効率の改善やコストダウンにつながるだけでなく、新しい付加価値の創造につながる成果を生み出し、...

機能性フィルムは、スマートフォンの画面の光の反射を防いだり、食品の品質を維持・保存したりするなどあらゆる製品に欠かせない存在として需要が高まっている。こうしたフィルムの性能を向上させるためには、フィル...

江崎グリコは、自社開発の水溶性カルシウム素材「リン酸化オリゴ糖カルシウム(POs―Ca)」の機能の検証にX線を活用している。X線の吸収パターンを観測することで、歯の再石灰化や再結晶化の...

トヨタグループの始祖、豊田佐吉は約90年前、高機能の蓄電池開発に懸賞金をかけた。提示した条件は「100馬力で36時間の連続運転」などだ。佐吉は飛行機用を想定していたというが、この条件を満たす電池は現在...

映画「ゼロ・グラビティ」などにより、宇宙ゴミ(スペースデブリ)による被害の大きさが広く認知されるようになった。ロケットや人工衛星から発生した残骸物が地球の周りを時速約2万8000キロメ...

大塚電子(大阪府枚方市、丸山孝社長、072・855・8550)は、ユニオン技研として1970年に発足した。光スペクトルの計測技術を基盤とし、検査機器を製造・販売している。粒子物性開発部...

我々の生活に欠かせないコンピューターなどの電子機器は、半導体の微細化技術の進歩によって性能を向上させてきた。しかし半導体製造で主流の露光装置により回路パターンを描写する技術は、理論的限界値を迎えつつあ...

日本メナード化粧品(名古屋市中区、野々川純一社長、052・961・3181)は、業界でもいち早く、10年以上前からシンクロトロン光を皮膚の研究に生かしている。シンクロトロン光を使った分...

東レリサーチセンター(TRC、東京都中央区)は、東レの研究開発部門から独立する形で1978年に発足した。分析や物性解析の受託サービスを手がけている。研究部門の主力となるTRC滋賀...

科学技術がますます高度化・専門化していく中、企業にとって最先端の研究設備の活用は不可欠なものとなっている。しかし、一企業で所有するのは大企業にとっても難しいため、文部科学省は全国の大学や公的研究機関に...

タイヤの内側の形状をした金属製の型(メタルコア)に各種部材を張り付ける「メタルコア工法」を採用。仕上がりのタイヤサイズに合わせてメタルコアをつくることで、従来工法よりもタイヤの成形を高...

自動車の軽量化を巡っては、プラットフォーム(車台)やボディーの構造という観点からも自動車メーカー各社が知恵を絞っている。スズキは次世代プラットフォームで骨格の形状を変えることで大幅な軽...

欧州の高級車を中心とした車体の新しい設計技術である「マルチマテリアル」が日本やアジアでも普及の兆しをみせている。鉄やアルミニウム、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)など最適な素材を最...

異種材料を接合する技術の一つに摩擦熱を利用した「摩擦撹拌点接合技術」がある。マツダはアルミニウム材同士の接合や、鉄とアルミ材の接合に同技術を利用し、スポーツカーに採用してきた。その同社が次世代の軽量化...

【インタビュー/大阪大学接合科学研究所所長・片山聖二氏】 自動車の軽量化に向け、最適な素材をいかに最適な部位に組み合わせるかがテーマとなる。そのために必要となるのが鉄やアル...

山形大LPICセンター長の古川英光教授は3Dプリンターをコアテクノロジーとした新たなモノづくりに強い意欲を示す。

自動車のボンネットを開ければカバーやハウジング、パイプなど樹脂製部品を数多く見られる。一方、ガラス窓や外板など以前から樹脂化を期待されながらも樹脂の採用があまり進んでいない部品もある。これらの部品の樹...

自動車用軽量部材として浸透している樹脂。熱可塑性樹脂の中で耐熱性などが最高水準にあるスーパーエンジニアリングプラスチックと呼ばれる高級素材にもスポットライトが当たる。スーパーエンプラの一種、ポリエーテ...