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[ 科学技術・大学 ]
(2015/12/24 05:00)
「折り紙工学」の提唱者であり、元東京工業大学特任教授でアートエクセル・折紙工学研究所(大阪府枚方市)の野島武敏所長は、モノづくりに特化した簡便な立体折り紙の手法「2枚貼り折り紙(ペアリング・オリガミ)」を考案した。通常の折り紙モデルは1枚の紙を折り畳むため、幾何学に基づく複雑な設計が必要。新手法は、折り畳める2枚の平面の展開図を貼り合わせるだけで立体模型が簡単に作れる。多面体やドーナツ状の立体、左右対称の衣服など折り畳み型の立体構造の応用が広がる。
折り畳みの基本は折り線の対称性にある。1枚の紙を2、3回折って元の平面に戻すと、折り線が対称にできる。したがって、事前に折り線を対称に作っておけば簡単に折り畳めることが分かる。
この原理を利用して、折り畳める平面の展開図を2枚用意し、これらを表裏として貼り合わせる。すると、貼り合わせた部分で折り線の対称性が自動で満たされる。この2枚貼り...
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(2015/12/24 05:00)
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- 「折り紙工学」の提唱者である野島武敏氏は、簡便な立体折り紙の手法「2枚貼り折り紙(ペアリング・オリガミ)」を考案した。ドーナツ状の立体や左右対称の衣服など、折り畳み型の立体構造の応用が広がる。
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