- トップ
- エレクトロニクスニュース
[ エレクトロニクス ]
(2016/3/10 05:00)
東芝は9日、医療機器子会社の東芝メディカルシステムズ(栃木県大田原市)の売却先候補としてキヤノンを選び、独占交渉権を付与することを決めたと発表した。東芝は不適切会計を受けて業績が悪化し、財務の健全化が急務になっている。キヤノン案の売却額は7000億円規模で、金額面で支持しているとみられる。売却益を得て財務を改善し、構造改革に集中する。(「トピックス」に深層断面)
東芝は財務健全性の強化に向けて1月から売却作業に入り、富士フイルムホールディングス(HD)やコニカミノルタを有力な売却先候補として検討してきた。4日に2次入札を実施し、9日に取締役会を開いて各社の提案を精査した。
キヤノン案は買収額の規模に加え、事業の重複が少なく独占禁止法の審査が容易なことから、東芝に高く評価されたようだ。キヤノンに独占交渉権を与えたことで売却先は事実上決定し、今後は18日までに細部を詰めて最終合意する意向だ...
(残り:295文字/本文:695文字)
(2016/3/10 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。