三井物産、英企業に出資−ビッグデータ、アジア開拓

三井物産はビッグデータ分析会社の英ブラックスワン（ロンドン市）に１０％弱出資した。出資額は約５億円。顧客の自社データとインターネット上などのデータを組み合わせて分析するブラックスワンと組み、日本を含めたアジア市場を開拓する。ブラックスワンの２０１５年５月期の売上高は約１５億円。３年後をめどに１００億円を目指す。三井物産はビッグデータ関連のシンガポール企業に出資するなど同分野の事業資産を増やしている。

ブラックスワンは参加交流型サイト（ＳＮＳ）や天気、ニュース、携帯電話から得られる人の移動情報などの外部データの中から用途に適したものを収集し、顧客が保有する販売や在庫、会員などの内部データと掛け合わせて分析。それを元に顧客の経営課題解決を支援するサービスを、英国を中心に欧州で展開している。

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