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[ エレクトロニクス ]
(2016/4/14 05:00)
リコーは印刷で電子回路やデバイスを作製する次世代技術のプリンテッドエレクトロニクス(PE)の実用化に乗り出す。圧電素材のインクと専用のインクジェット(IJ)装置で、2016年度中の試作提供開始を目指す。PEはフレキシブルディスプレーなどに応用でき、成長が見込まれる。力を注ぐ積層造形(AM)や産業資材向け印刷などと併せてインクジェット事業の柱に育て、同事業の売上高を20年に1000億円規模に引き上げる。
リコーはインクジェット事業で広告やポスターといったサイングラフィック、衣服などの布地印刷、AM、建材や自動車の内装など産業印刷の4分野を重点市場としている。PEはこれに次ぐ新たな柱に位置づける。
現在は他社向けインクジェットヘッドの外販が100%を占め、売上高は200億弱―300億円とみられる。20年に自社製品向けのインクジェットヘッド販売を全体の80%まで高めることを目指し、同事業の収...
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(2016/4/14 05:00)
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