[ 政治・経済 ]
(2016/4/16 05:00)
化学及血清療法研究所(熊本市北区)は、複数の建物・設備に被害が生じ、医薬品の生産を中止した。立ち入りができない施設があり、詳細な被害状況の調査が進んでいないため復旧のメドは立っていない。人的被害は16日17時時点では報告されていない。
同社は熊本県内に3つの製造拠点を持ち、日本脳炎ワクチンやB型肝炎ワクチンなどを製造している。国の承認とは異なる方法で血液製剤を製造していた不祥事に関連し、厚生労働省から5月6日まで業務停止とする処分を受けたが、市場シェアが高いなどで代替がしにくい製品は対象外とされている。
(2016/4/16 05:00)