[ 政治・経済 ]
(2016/4/16 05:00)
気象庁は16日、熊本県熊本地方などで14日21時26分以降に発生した地震について会見し、16日15時までに震度6弱以上を観測する地震が7回発生したと発表した。また、震度1以上を観測する地震は287回発生しているとした。内陸や沿岸で発生した主な地震(マグニチュード3・5以上)の回数は16日13時30分現在で137回で、これまで過去2番目に多かった2008年の岩手・宮城内陸地震を上回り、過去に最も回数が多かった04年の新潟県中越地震に近づいている。
気象庁は、熊本県から大分県にかけて地震活動が活発化しており、揺れの強かった地域では家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているとした。その上で、気象庁の橋本徹夫地震火山部地震予知情報課長は会見で、九州の広い範囲について「今晩から気象状況が厳しくなるので、より一層注意だ」と述べた。
(2016/4/16 05:00)