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[ 医療・健康・食品 ]
(2016/5/25 05:00)
ジェネリック医薬品(後発薬)大手3社は2016年度の研究開発費を大幅に増やす。政府が目指す20年度末までの後発薬数量シェア80%に向け、各社とも増産投資を増やす一方で、将来に向けた後発薬の研究開発にも力を入れる。その中で、東和薬品は付加価値剤型、沢井製薬は米国向け後発薬、日医工はバイオ後続品に重点を置くなど各社の方向性は明確に分かれている。
東和薬品は前年度比18%増の105億円を投じる。同社は17―21年度中に200品目の開発品を予定。飲みやすいOD錠(口腔内崩壊錠)の開発に力を入れ、同錠の品目数を増やす。同社は自社で原薬を製造しており、他社に比べて原薬合成プロセスの開発が必要な分だけ開発費が増す。
沢井製薬は同21%増の97億円を計画。特に米国向け後発薬の開発を重視する。17年春にも投入する米国進出1品目の高脂血症治療薬「リバロ(後発薬)」の準備を進めている。米国では最初に後発品を...
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(2016/5/25 05:00)
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