[ トピックス ]
(2016/7/27 05:00)
政府は26日、熊本地震からの復旧・復興に向けて2016年度補正予算に計上した7000億円の予備費のうち、がれき処理など災害廃棄物処理事業などに計654億円を執行することを閣議決定した。予備費の執行は今回が4回目で、7000億円のうち約2277億円の執行が決まったことになる。今後も被災査定と予算執行を順次、進めていく。
熊本地震の災害廃棄物処理事業に予備費を執行するのは今回が初めてで、340億円を配分する。また医療施設などの災害復旧事業にも予備費2億円を今回初めて使用する。
このほか、これまでも予算措置していた、道路などの公共土木施設の復旧事業に134億円、国立大学法人の施設・設備の復旧事業に123億円、畜舎・共同利用施設の再建・修繕支援に55億円の予備費を使用する。
政府、熊本地震でWG設置−物資輸送の改善など議論
政府は26日、防災対策実行会議(座長=菅義偉官房長官)の下に、熊本地震を踏まえて災害の応急対策を議論するワーキンググループ(WG)を設置することを決めた。29日に初会合を開き、物資輸送や避難生活の改善策、自治体支援の在り方などを検討する。年内に報告書を取りまとめる予定。
熊本地震で国は、被災地からの要請を待たず救援物資を送る「プッシュ型」の支援を初めて展開したが、水や食料が十分に行き渡らないなどの課題が顕在化した。
また、予想以上に自動車内で寝泊まりした被災者が多く、避難状況の把握に時間がかかった。
(2016/7/27 05:00)
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