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[ 科学技術・大学 ]
(2016/9/30 05:00)
英科学誌ニューサイエンティストは、新たな体外受精技術により、3人のDNAを受け継ぐ男の赤ちゃんが世界で初めて誕生したと報じた。メキシコで治療を行った米ニューヨークの不妊治療クリニックのチームによると、5カ月になる男児は健康だという。
同誌によると、医療チームは母親の卵子から異常なミトコンドリアを除く卵子核だけを抽出。卵子核を取り除いた健康なドナー女性の卵子に母親の卵子核を移植し、父親の精子を用いて体外受精を行い、母親の子宮に戻した。
その結果、両親の核DNAとドナー女性のミトコンドリアDNAを受け継いだ男児が誕生した。
母親のミトコンドリアDNAは受け継がれないため、理論上は男児に病気は遺伝しない。
(米フロリダ州マイアミ=AFP・時事)
(2016/9/30 05:00)
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