２０１６洗浄総合展・紙上プレビュー（上）スギノマシンほか

「洗浄が拓く、モノづくり日本」をテーマに、「２０１６洗浄総合展」（日本洗浄技能開発協会、日本産業洗浄協議会、日刊工業新聞社主催）が１９日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕する。洗浄装置、洗浄剤など関係各社の最先端の製品・技術が勢ぞろいする。会期は２１日まで。主な出展者の展示内容を紹介する。

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【スギノマシン／プランジャ式ポンプ新シリーズ】

スギノマシン（富山県魚津市）は、超高圧ポンプ「スギノポンプ　ＪＣＰ２４０」を出展する。石油化学プラントの重合缶洗浄のウォータージェット作業などに最適な３連プランジャ式ポンプの新シリーズ。減速ギアを内蔵したことで駆動機と直結が可能となり、設置面積の縮小やポンプユニットの小型化が可能になった。

【アクア化学／強力な真空シャワー洗浄】

アクア化学（大阪府和泉市）は、炭化水素系真空洗浄機「テトラ」のバージョンアップ機を出展する。超音波洗浄の前工程に強力な真空シャワー洗浄を採用した。２本のスイング式対抗ノズルでムラのないシャワーを実現。シャワー専用液量を少量に抑えることで、蒸留再生効率が従来機比で５倍に向上した。

【アマノ機工／最軽量のウォータージェット機】

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アマノ機工（愛知県豊田市）は、最軽量化を図ったウォータージェット機（写真）を出展する。防音カバー付き機器のシングルスキッドタイプの乾燥重量は３１２０キログラム。超高圧モデルの最大能力は圧力２４００バール、水量が１分当たり４１リットル。切断や洗浄、コーティング除去、コンクリートハツリなどで威力を発揮する。

【日伸精機／スプレー洗浄とエアブロー装備】

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日伸精機（東京都墨田区）は、小型洗浄機「オートマン　ミニ　アイム＝写真」を出展する。本体の外径寸法は幅９５５ミリ×奥行き２２００ミリ×高さ１６８５ミリメートル。スプレー洗浄とエアブロー機能を備え、洗浄中はパレットが前後に揺動してムラなくスプレーできる。タッチパネルで洗浄時間とエアブロー時間の設定が可能。

【森合精機／バリ取り可能ブラシを搭載】

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森合精機（兵庫県明石市）は、高圧洗浄機「ＲＯＢＯＭＯＲＩ　ＧＯ＝写真」を出展する。マシニングセンターを独自改良し、精密な動作性を実現。最高圧力は５０メガパスカルで、バリ取りが可能なブラシも搭載できる。基本仕様の機械ストロークはＸ軸が７００ミリ、Ｙ軸が７００ミリ、Ｚ軸が３３０ミリメートル。装置重量は２５００キログラム。

【旭硝子／フッ素系溶剤のＡＴシリーズ】

旭硝子は、フッ素系溶剤「アモレア」ＡＴシリーズを出展する。不燃でオゾン破壊係数はゼロ。ＫＢ値６０以上の洗浄力で、精密・金属部品の脱脂洗浄のほかに、ピッチやワックスなどの強固な汚れも落とせる。既存の臭素系やフッ素系、塩素系の洗浄機をそのまま使用できるため、新規設備投資が不要。