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[ 自動車・輸送機 ]
(2016/12/28 05:00)
政府は中小企業の航空機産業への進出を支援する。2017年度から順次、航空・防衛部品分野の国際認証「Nadcap(ナドキャップ)」対象の一つである非破壊検査の技術者を育成する訓練所を創設するほか、地方創生関連の交付金を活用して長野県などが飯田市に着氷試験や防爆試験設備を整備する。開発期間が長く、多額の費用を要する航空機産業は参入障壁が高い。政府支援をテコに中小企業を育て、航空機産業の国際的地位や競争力を底上げする。
非破壊検査の教育機関は民間企業が運営する見通し。「NAS410」など国際基準に基づく「レベル3」技術者を座学や実技試験を通して育成する。
Nadcapはサプライヤーの品質維持を目的とし、18の特殊工程を対象とする。中小企業庁の調べでは非破壊検査での取得が約4割と最も多かった。
航空機業界では三菱重工業など機体メーカーが材料や治工具を調達し、切削などの加工外注先に支給する...
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(2016/12/28 05:00)
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